技術資料

死活監視

ウェブサーバやメールサーバなど、特定のサービスを提供している機器が稼動しているかどうかを、何らかの方法を使ってチェックする事を死活監視と呼びます。

死活監視の方法には様々な方法がありますが、ここではウェブチェッカーで行える方法について説明します。

ポート監視

インターネット上でサーバ機能を提供している場合は、必ず特定のポートを開いてクライアントからの通信を待っています。
逆の言い方をすれば、「ポートが開いていない場合はそのサービスは提供されていない」ということになります。
特定のポートに接続できるか出来ないかを定期的にチェックすることで、そのサービスが提供されているかどうかを監視するのがポート監視です。

pingによる監視

特定のサーバ機能を提供していない場合であっても、pingによる応答でそのサーバが生きているかどうかをチェックすることができます(但しFirewall等でICMPを遮断していない、サーバ側でpingを返すよう設定されている事が前提となります)。
上で説明した「ポート監視」と併用することで、例えば「ポート監視でウェブサーバ機能は死んでいる事が分かったが、pingによる監視でサーバ機そのものは稼動している」という事を確認することが出来ます。

サービス監視

ポート監視で、特定のポートに正しく接続できても、実際にそのサービスが提供されているかどうかまでは判断できません。例えば

  • ウェブサーバ上で稼動しているCGIのバグ
  • バックエンドで動いているデータベースサーバの障害でCGIが正常に動作しない
  • DNSサーバ障害でサーバは生きているのに該当サーバに接続できない
  • サーバクラック等によるページの改ざん

こういった問題が無いか確認するために、実際にクライアントと同じ動作を行ってアプリが返す結果をチェックする。このような監視を「サービス監視」と呼びます。
※ウェブチェッカーでは、ウェブサーバが返す結果に違いがないかどうかを確認することで、ウェブサービスの監視を行うことが出来るようになっています。

ウェブチェッカーについて

ウェブサイトを定期的にチェックして、変更があった場合にメールでお知らせするサービスです。